今日もRound Point Cafeでまったり

今日も仕事終わりに軽い夕食をカフェでと思い、このお店、Round Point Cafeみなと元町店に向かいました。明かりがついていて、ほっとします。

今日はトーストのエッグ&チーズと、ベーグル、カボチャのケーキをいただきました。飲み物はハンドドリップコーヒーMを注文しました。

コーヒーは安定の美味しさで、文句なしです。そして、このトーストも、断面が見るからに美味しそうなのですが、卵とチーズの味がマッチしていて、とても美味しかったです。少し蜂蜜が入っていて甘さを感じるのもアクセントでとても良いです。ベーグルは普段あまり食べませんが、素朴な味で良いと思いました。そしてカボチャのケーキは、このお店らしい丁寧に作られた感じで、甘さもちょうどよく、ナッツが入っていてすごく美味しいです。はずれの無い店だなと思います。

持ってきていた本を読みながらゆっくりしました。個人的に一番好きなエッセイは向田邦子さんの作品なのですが、この本は向田邦子さんの妹さんが選んだ傑作選になっています。向田邦子さん本人は遠東航空103便の飛行機事故で亡くなっています。

向田邦子さんのエッセイは、とても上手い文章で引き込まれるように読んでしまいます。その魅力は、様々に感じたことを素直に綴っていることかと思います。彼女の書く自然な心の動きを読むと、あまり調子の良くないときでも、バランスを取り戻させてくれるような気がします。私が昔、研究室に行きたくないときにマクドナルドで彼女のエッセイを読んで、それが心の支えになっていたことを覚えています。

内容は家族に関するものが多く、彼女の人生において、家族が中心にあったのだなと感じます。中でも素晴らしい出来だと思うのは、「父の詫び状」、「ごはん」だと思います。「ごはん」で出てくる東京大空襲で生き残った翌日、もう生き残れないだろうと、家族で残してあったありったけの食べ物を食べるシーンはとても好きです。必ずしも理想的な幸せのシーンではないような家族のやり取りが、後で思い返すと自分にとって大事な時間だったということはよくあるのではないかと思います。考えてみると、私も自分にとって幸せだったと感じる大事な思い出は、やはり幼少期の家族とのものだなと思います。また「字のない葉書」も、短い話なのですが、涙が出そうになる作品でとても好きです。

向田邦子さんには、飛行機事故ではなく、穏やかな最期を迎えてほしかったなと強く思います。寂しいですが、彼女が「ニューヨーク・雨」の中で書かれているように、彼女が亡くなっても世の中は変わらず、人は同じように食べ、同じように眠り、同じように犬を散歩に連れていきます。私がいなくなってもそれは同じなんだろうなと感じました。

本を読みながらコーヒーをすすっていると、もう少し何か食べたいなと思い、以前いただいてとても美味しかったスコーンをまたいただくことにしました。やはりとても美味しいです。先客が帰られて、2階の客席に一人になったので、透明テーブルの席に移ってゆっくりいただきました。今日も満足でゆったりした時間を過ごさせていただきました。

コメント

Copied title and URL